今回は少し真面目な、お話です。
これは記事にするか本当に凄く凄く凄く迷いました。
だって自分の弱さを曝すのって、めちゃくちゃ勇気がいるし、
変に気を使われるのも嫌だし、どう思われるか分からないから。
私は、
「はんなって悩み無さそうだね」ってよく言われます。
それは結構、楽観的な性格だからそう思われるのかもしれないですが、
そんな私でも、めちゃくちゃ落ち込む時だってあるし、ちゃんと悩んだりもします(笑)
皆さんは「離人症」ってご存知ですか?
簡単に言うと、体と心が一致していないと感じてしまう症状です。
私がそんな離人症になったのはたぶん、高校生の時。
きっかけになったのは、お父さんとの関係だと思います。
だからといって
「オヤジまぢキモい。一緒に洗濯物を入れないでほしい」とかいう時期は特に無かったです(笑)
逆に小さい時から両親が大好きな子供で、いつも一緒に居たいと思っていました。
でも高校生のある時、
自分はお父さんに愛されていない。
関心を向けてもらってない。
お父さんは私に興味がない。
きっと責任感でただ育てられているだけなんだ。
って信じ込んでしまったんです。
本当はそんな事は決してないんですけどね。
当時、父親となかなか上手くコミニケーションが取れなかったんです。
でも、そんな時にも周りからは
「堀井家って、良い家族だよね!!お父さんとお母さんに感謝しなきゃね」と言われ、それがものすごーく嫌でした。
「何にも知らないのに勝手に言わないで!!」
ってそんな風に思っていました。
まるで終わりのない真っ暗などん底を一人で歩いているような気持ちがしていました。
今では変わってきたのですが、
我が家の食事の時に出る会話は、「教会の問題」の話ばっかりでした。
「今日の1日どうだった?」って
普通の会話している家族を羨ましく思っていました。
実は当時父自身が、すごく大変な時期を通っていたので、家族に関心を向けるのが難しかったのだと思います。
ある時、「もっと一緒に時間を過ごしてほしい」と勇気を振り絞って伝えたのですが、
普段温厚な父が、その言葉にすごく怒り、言ってきました。
「この間はんなに時間を作ってあげたでしょ!」
その時、私の心の中で何かが崩れた気がしました。
本当はただ「ごめんね」ってハグをして欲しかっただけなに。
期待していた分すごく傷つきました。
そして思いました。
「あ。本当はお父さんは私と一緒時間を過ごしたくないんだ。」
「そうか、今までも父親としての義務感から一緒に居てくれていたのか」
この辺りの時期から、
この瞬間っていう訳ではないですが、自分がふわふわ浮いている不思議な感覚を覚えはじめました。
まるで自分自身を上の方から見ている感覚です。
自分の手や体が自分の物じゃないような感覚がし、それでも思い通りに動くのでとても不思議な気持ちになり、
手を開いたり閉じたりしてみたり、叩いてみたりしました。
特にストレスが溜まっていると思っていた訳でもないので何だろうと不思議に思い
姉や兄、友達に言ってみました。
「なんか、感覚が上の方にあって、ふわふわするんだよね」
当たり前ですが、誰の反応も
「どういう事?」っと理解出来ないようでした。
しばらくしても治らないので、
ネットで調べてみると「離人症」っという言葉に出会いました。
離人症…..精神的なストレスによる心の病気らしい。
うっそ。私が精神病?
うそでしょ?
自分でもビックリし、同時にすごく恥ずかしくなりました。
親に言ったらきっと「違う。そんなはずはない」と言われるだろう。
だから両親には内緒にしておこうと思いました。
そして、変な気を遣われても嫌だったので
友達や兄弟にも黙っておこうと決めました。
特に父は牧師なので
カウンセリンをされる方ではなく、する方です。
なのにその娘が精神病だなんて、きっと受け入れたくないに違いない。
お母さんもきっと信じてくれないだろう。
堀井家の「恥じ」って思われるかもしれない。
そんな風に思っていました。
それに
やっぱり両親が好きだったので、
自分たちのせいだと責めてほしくない、という気持ちもあり、なかなか言う事が出来ませんでした。
つづく…..